小型マシニングセンタの導入事例を紹介

小型マシニングセンタの導入検討にあたって、既に導入している他社での事例は大いに参考になるもの。ここでは公式HPに事例の記載があったキタムラ機械、システムクリエイト、グローバルテクノス、ブラザー、計4社の小型マシニングセンタの導入事例を紹介しています。

キタムラ機械の導入事例

B&Z社/電子部品製造業

キタムラ機械の導入事例 引用元:キタムラ機械公式HP(https://kitamura-machinery.co.jp/pop/)

アメリカB&Z社は、キタムラ機械製の「Mycenter-0」を導入しています。初めて導入したのは1985年。他社から買い買い取る形で導入しましたが、当時はアメリカ製品の設備機を使うことが一般的だったこともあり、従業員からの評判は良いものとは言えませんでした。
しかし、納品から半年を過ぎる頃にはその評価が大きく変わっていきました。一日を通して故障なく動くうえに高精度という点が従業員から高く評価されました。
現在では、31台中19台がキタムラ機械製品というほどの人気ぶりです。
※参照元:キタムラ機械公式HP(https://kitamura-machinery.co.jp/pop/

グローバルテクノスの導入事例

自動車部品メーカーA

グローバルテクノスの導入事例1 引用元:グローバルテクノス公式HP(https://www.gl-t.co.jp/company.html)

こちらの会社では、台湾の小型マシニングセンタメーカー「TRIDENT」の機械を導入しています。
導入の決め手となったのは、日本製マシンングメーカに比べてコストが安価なことです。
加えてアフターフォローをグローバルテクノスが国内で請け負ってくれることも大きなポイントでした。
※参照元:グローバルテクノス公式HP(https://www.gl-t.co.jp/company.html

自動車部品メーカーB

グローバルテクノスの導入事例2 引用元:グローバルテクノス公式HP(https://www.gl-t.co.jp/company.html)

こちらの会社では、台湾製「TRIDENT」の小型マシニングセンタを中国支社で使用しています。
導入した大きな理由は、コストが安価ということ、台湾の言語と日本語の両方でアフターフォローを受けられることです。中国と台湾では言語が似ているため、メンテナンス時のやり取りがスムーズになる点を魅力に感じています。
※参照元:グローバルテクノス公式HP(https://www.gl-t.co.jp/company.html

システムクリエイトの導入事例

有限会社ワイ・ケイ・ジー/プラスチック製品部品加工業

システムクリエイトの導入事例 引用元:システムクリエイト公式HP(https://systemcreate-inc.co.jp/voice/others.html)

プラスチック製品のデザインから小ロット生産まで行う有限会社ワイ・ケイ・ジーでは、システムクリエイトの小型マシニングセンタ「Cut-α 106」を導入しています。
導入の決め手となったのは、30番主軸で800mmを超えるテーブルサイズであることです。大物加工の依頼が増えたこと、一体加工を希望されるお客様が多いこと、既存機械の老朽化から設備の入れ替えを検討したところ、出会ったのが1000mmのテーブルを持つ「Cut-α 106」でした。
一体加工が可能になったためデータの分割や加工物の組上げや仕上げといった工程を省くことができ、お客様にも喜ばれています。更に社内にある他の機械と比べて製品の表面が綺麗に仕上がるという嬉しい誤算もありました。現在は有限会社ワイ・ケイ・ジーの主力マシンとして活躍しています。
※参照元:システムクリエイト公式HP(https://systemcreate-inc.co.jp/voice/others.html

ブラザーの導入事例

株式会社大洋製作所/部品加工業

ブラザーの導入事例1 引用元:ブラザー公式HP(https://www.brother.co.jp/product/machine/biz/taiyo/index.aspx)

株式会社大洋製作所の本社工場には、ブラザー製のタッピングセンターとマシニングセンタがずらりと並んでいます。その数は本社工場で53台、熊本工場で23台に上ります。
初めてブラザー製を導入したのは1985年7月。当時はまだ職人が汎用旋盤やフライス盤を用いて加工をしていた頃で、タッピングの実力にとても感動したそうです。
アルミ鋳造部品の加工をメインで行っていたことから、軽切削・高速加工にぴったりであると導入を決めました。
その後、ブラザー製の様々なマシンを経て、「#30マシンを使いこなし、速い加工、コスト低減」をユーザーにアピールしたいという気持ちから#30のマシンに切り替え。現在は全てのマシンがブラザー製のSPEEDIOに置き換わっています。
※参照元:ブラザー公式HP(https://www.brother.co.jp/product/machine/biz/taiyo/index.aspx

同和工業株式会社/自動車部品加工業

ブラザーの導入事例2 引用元:ブラザー公式HP(https://www.brother.co.jp/product/machine/biz/douwa/index.aspx)

トラックなど商用車の部品加工を行う「同和工業株式会社」では、150台以上の工作機械が稼働しています。
その中で主役として活躍しているのが、#30クラスのブラザー製小型マシニングセンタです。1980年代後半に10台導入してから、だんだんとその数が増え、現在では52台になりました。
使い勝手がいい、操作が簡単といった理由からブラザー製の小型マシニングセンタを導入しています。高性能でライン設計の幅が広がったことに、同和工業株式会社の岡社長は「ブラザーは、小さくて力持ちを地で行く」と喜びの声を上げています。
※参照元:ブラザー公式HP(https://www.brother.co.jp/product/machine/biz/douwa/index.aspx

「価格」「サポート」
「精度」から選ぶ
小型マシニングセンタ
メーカー3選

導入費用をなるべく
抑えたいなら

グローバル
テクノス
グローバルテクノスHP
引用元:グローバルテクノス公式HP(https://www.gl-t.co.jp/)
X軸移動量 510mm
Y軸移動量 300mm
Y軸移動量 300mm
主軸回転速度 10,000min-1
収納工具本数 12本
テーブルサイズ 600×320mm
機械サイズ 1,400×2,290×2,330mm
価格:500万円~(※税不明)

おすすめポイント

  • 同じ機械サイズで主軸30・40番が使用可能
  • 修理やカスタマイズも一貫対応
  • 購入後も丁寧な
    サポートが欲しいなら

    ファナック
    ファナックHP
    引用元:ファナック公式HP(https://www.fanuc.co.jp/)
    X軸移動量 700mm
    Y軸移動量 400mm
    Z軸移動量 330mm
    主軸回転速度 100~10,000min-1
    収納工具本数 14/21本
    テーブルサイズ 850×410mm
    所要床面 2,165×2,040mm
    24時間サポート
    生涯保守あり

    おすすめポイント

  • 夜間や祝日のトラブルもサポート
  • 緊急の場合は部品を即日発送
  • より高精度を
    求めるなら

    キタムラ機械
    キタムラ機械HP
    引用元:キタムラ機械公式HP(https://kitamura-machinery.co.jp/)
    X軸移動量 510mm
    Y軸移動量 355mm
    Z軸移動量 460mm
    主軸回転速度 150~15,000min-1
    収納工具本数 30本
    テーブルサイズ 355×786mm
    所要床面 記載なし
    位置決め精度:±0.002mm
    繰り返し精度:±0.001mm

    おすすめポイント

  • 全軸移動の高性能サーボモータを搭載
  • 熱変位を防止する独自の機能を搭載
  • ※2018年度工作機械生産額上位7か国(中国、ドイツ、日本、イタリア、アメリカ、韓国、台湾※1)において、それぞれGoogleで「小型マシニングセンタ (国名)製」で検索し(日本のみ「小型マシニングセンタ」)、5ページ目までに掲載されている小型マシニングセンタを取り扱うメーカー・代理店13社の中から以下の条件を満たす小型マシニングセンタをピックアップしています。
    グローバルテクノス:価格記載があり、本体価格が一番安い
    ファナック:24時間サポートがあり、サポート内容が明記されている
    キタムラ機械:位置決め精度・繰り返し精度の数値が最小
    ※2021年12月2日時点(編集チーム調べ)

    ※1参照:2018 global machine tool industry survey by Gardner Business Media, Inc.,((https://www.mmsonline.com/articles/the-global-machine-tool-boom-continues-except-in-china))